軍主導 2011 3 19
今回の東日本巨大地震に対する自衛隊の活動には、
被災地の活動に対しても、
原子力発電所の事故に対しても、
勇敢な活動に多くの国民が感謝していると思います。
しかしながら、この1週間(3月13日から)の報道を見て、
気になることがありました。
それは、報道記事の中で、よく見かけた、
「隊員の安全確保を図りつつ、任務を全うする」という趣旨の文言です。
有事の時も、「隊員の安全確保を図りつつ、任務を全うする」と言うのでしょうか。
つまり、日本が戦争に巻き込まれた時も、
「隊員の安全確保を図りつつ、任務を全うする」ということでしょうか。
今のところ、原子力発電所の問題は、沈静化しつつありますが、
この問題は、日本の命運を左右する「重大な有事」だったと思います。
平和に慣れきってしまった日本では、
誰も「憎まれ役」を買って出る人はいません。
本来ならば、こういう役割は、政治家が果たすべきですが、
今の政治家は、みんな役人化してしまい、荷が重いでしょう。
政治主導と、よく聞きますが、
政治家の方が役人化してしまっては話にならない。